佐賀県民のための安心医療共済 もやいネット医療共済・さが生活協同組合

資料請求はこちら
求人のご案内はこちら

子どものケガVol7・急病:嘔吐した(吐いた)とき

2023-07-28


子どもはちょっとした刺激や、激しく咳き込んだ拍子にも嘔吐することがあります。
ただ、嘔吐を繰り返すと脱水症状を起こす可能性もありますし、高い熱をともなう嘔吐は何らかの病気の兆候である可能性もあります。
このため、嘔吐した時は、回数はどうか、腹痛はあるか、頭痛はあるか、熱があるか、機嫌はどうか、食欲はあるかなど、まず、よく観察してください。

赤ちゃんの嘔吐

●吐いたあと、ケロリとしている場合は心配ありません。
●順調に体重が増えているなら、多少吐いても発育には影響しません。

幼児の嘔吐

●かぜや扁桃炎、血便など他の症状をともなっていないか観察を。

家庭での対処方法

●脱水症状になりやすいので、吐き気が治まるのを待って、湯冷まし、お茶などを少しずつ、回数を多めに与えるなどして、水分を十分に与えてください。

●飲食をするとかえって吐くので、30分~2時間は飲食させないで様子を見てください。特に胃腸を休めるために固形物はできるだけ与えないでください。

様子をみても大丈夫なとき—-通常の診療時間を待って受信

●下痢、熱などがなく、普通に生活できる

●食欲があり、元気があり、睡眠もとれている

●吐く回数が多くなく、吐いた後はケロッとしている

●吐き気が治まったあと、水分がとれる

注意すること

●牛乳、乳製品、炭酸飲料、柑橘類の果汁(オレンジ・みかんなど)は避けてください。

●赤ちゃんにミルクを飲ませたときは、縦に抱き、ゲップを出させてから寝かせてください。

●吐いた物を肺に吸い込まないよう、寝ているときは体や顔を横に向けてください。

●吐いた物を始末したら、よく手を洗ってください。

早めに受診した方がよいとき

●強く頭を打った後である

●けいれんをともなったり、意識がぼんやりしている

●強い頭痛や腹痛をともなっている

●何度も嘔吐を繰り返している

●吐いたものに血液や胆汁(緑色)が混ざる

●おしっこが半日位出ない

●くちびるや舌が乾いている

休日・夜間にケガや急病で困ったときは

◆小児救急電話相談(時間19:00~翌朝8:00)
プッシュ回線携帯電話 #8000
プッシュ回線以外市外局番が092及び0942  0952-24-2200

◆受診できる医療機関の確認は
99さがネット https://www.qq.pref.saga.jp/

出典:「こんな時どうする?」佐賀県小児救急医療パンフレット