”夏かぜ” トリオ
2023-06-29
ヘルパンギーナ
『症 状』
突然の高熱(38~40度)ではじまり口腔内 (のどの奥)に小水疱(1~5mm程度)ができ、その疼痛により食欲不振、 咽頭痛、嘔吐などを起こす場合もあります。一般的には数日で治癒しますが、まれに無菌性髄膜炎、 急性 心筋炎などを合併することもあります。
『感染経路』
せき・くしゃみなどによる飛沫感染、ヒトからヒ トの接触感染及び経口感染です。
『予防・対策』
日頃からの十分な手洗い等の衛生対策を心掛け、患者との接触を避けましょう。
手足口病
『症 状』
口の中、手のひら、足底や足背などに2~ 3mmの水疱性発疹が出ます。発熱はあまり高 くならないことがほとんどですが、まれに髄膜炎 などの症状が出ることもあります。また、ウイルス に感染しても症状が出ない場合もあります。
『感染経路』
せき・くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染、経口感染です。症状が治まった後も比較的長い期間便の中にウイルスが排出されるため注意が必要です。
『予防・対策』
日頃からの十分な手洗い等の基本的な予防 対策の他、感染拡大を防ぐためにおむつなどの排泄物は適切に処理しましょう。また、タオルの共用は避けましょう。
咽頭結膜熱(プール熱)
『症 状』
発熱(38~39度)、のどの痛み、 眼の痛み、 涙や‘‘ 目やに"、普通の光が眩しいなどの症状 が3~5日間持続します。頭痛、 食欲不振、 全身的なだるさなどの症状も出ます。
『感染経路』
せき・くしゃみなどによる飛沫感染、水泳プールの水を介しての感染、ヒトからヒトや共通のタ オルを介しての接触感染及び経口感染です。
『予防・対策』
日頃からの十分な手洗い等の衛生対策を心掛け、 患者との接触を避けましょう。プールを利用する時は、水泳前後のシャワーを励行しましょう。
監修:佐賀県健康福祉制作課
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