子どものケガ・急病Vol-9:やけどをしたとき
2022-12-27
子とものやけどについて
やけどは、0~4才児に多く、また、熱湯によるやけどが最もおこりやすいものです。
なお、使い捨てカイロやぬるい湯たんぽでも、長時間あたると低温やけどになることがあるので注意が必要です。
やけどの深さは大1度~第3度に分類されています。
第1度:皮膚の表面が赤くなっているが、水ぶくれにはならない程度
第2度:水ぶくれ(水疱)ができているような場合
第3度:歯科組織まで達するやけどで、皮が黒く焦げていたり、白くなっているような場合
家庭での対処方法
- まず、流水で30分以上冷やしてください。服を脱がせにくいときは、服の上から冷水をかけたり、患部をこすらないよう、服をハサミではいでからかけても効果的です。
赤くなくなるまで、痛みがなくなるまで、とにかく冷やしてください。冷やすことは痛みをとることになり、子どもを楽にするためにも必要です。 - 水ぶくれができたら、破らないようにして清潔を保ってください。
注意すること
- 油やアロエを塗るなど、民間療法をしないでください。
- 低温やけどにも注意が必要です。乳幼児の場合は、スイッチを入れたままのホットカーペットやカイロなどでも低温やけどになることがあります。
様子をみて大丈夫なとき(通常の診療時間を待って受診)
- 赤いだけで水疱ができない(家で冷やしていれば心配ありません)
- 範囲が狭い第1度程度のやけどのとき
早めに受診した方がよいとき
- 肌が黒くこげたり、白くなっているとき(第3度)
- やけどの範囲が大人の手のひらより広いとき
休日・夜間にケガや急病で困ったときは
◆小児救急電話相談(時間19:00~翌朝8:00)
プッシュ回線携帯電話 #8000
プッシュ回線以外市外局番が092及び0942 0952-24-2200
◆受診できる医療機関の確認は
99さがネット https://www.qq.pref.saga.jp/
出典:「こんな時どうする?」佐賀県小児救急医療パンフレット
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